つれづれなるままに... by mahsa |
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ファインダーを通して世の中のさまざまな事象をとらえ、記憶を未来へ残していく仕事。写真という技術の誕生は人類の歴史にとって、印刷の誕生と同じぐらい凄い偉業だと思えてならない。
土門拳という写真家は、スナップが写真、演出しないのが写真。被写体がカメラの存在に気づかないほど、自然にふるまっているその様子を収めるのがリアリズムであるということをいわれたそうだ。一方、植田正治という写真家はとことん細部にこだわり、影にもこだわり、あるべき世界を創るために演出をしまくり、それでも結果自然に見える世界を作り出した。創った世界のリアリズム・・・。この対象と向かい合い、ともに創りだすプロセスこそがリアリズムであり、そこから生まれる作品はやっぱりリアルなものなのだと。両者の考えについて、それぞれ素晴らしく、両方に共感する。リアリズムを結果に求めるのか、過程なのか。人間は行動すること自体が生きていることであり、その結果生まれた作品もその結晶。 リアリズムという言葉からは、一生懸命生きているという強い力を感じる。さて最近の世の中はリアリズムに満ちているか。いきいきとした生きざま、を求めるから故に、彼らの作品に永遠の魅力を感じるのだろう。現実と対峙する仕事をする人からは学ぶことがあまりに多い。
by mahsa1203
| 2014-06-16 05:02
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