人気ブログランキング | 話題のタグを見る
 

つれづれなるままに...
by mahsa
Top
写真家から見たリアリズム
ファインダーを通して世の中のさまざまな事象をとらえ、記憶を未来へ残していく仕事。写真という技術の誕生は人類の歴史にとって、印刷の誕生と同じぐらい凄い偉業だと思えてならない。
土門拳という写真家は、スナップが写真、演出しないのが写真。被写体がカメラの存在に気づかないほど、自然にふるまっているその様子を収めるのがリアリズムであるということをいわれたそうだ。一方、植田正治という写真家はとことん細部にこだわり、影にもこだわり、あるべき世界を創るために演出をしまくり、それでも結果自然に見える世界を作り出した。創った世界のリアリズム・・・。この対象と向かい合い、ともに創りだすプロセスこそがリアリズムであり、そこから生まれる作品はやっぱりリアルなものなのだと。両者の考えについて、それぞれ素晴らしく、両方に共感する。リアリズムを結果に求めるのか、過程なのか。人間は行動すること自体が生きていることであり、その結果生まれた作品もその結晶。
リアリズムという言葉からは、一生懸命生きているという強い力を感じる。さて最近の世の中はリアリズムに満ちているか。いきいきとした生きざま、を求めるから故に、彼らの作品に永遠の魅力を感じるのだろう。現実と対峙する仕事をする人からは学ぶことがあまりに多い。
by mahsa1203 | 2014-06-16 05:02 | words
<< 今、自分にできることを、精一杯... キャンセルしたくなる理由 >>


S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
カテゴリ
全体
メッセージ
words
インフォメーション
旅・出会い
La Grande Roue Web
URL
過去のWords

What's New ---更新情報
以前の記事
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
最新のトラックバック
ライフログ
検索
その他のジャンル
最新の記事
9月1日よりマーサブログが一..
at 2014-08-31 11:08
「シャキッ」と「グニャッ」と..
at 2014-08-31 05:47
本日オンエアです。
at 2014-08-30 08:06
「新しいから」 ではなく、「..
at 2014-08-30 04:00
「これから何になろうかな?」..
at 2014-08-29 04:23
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧

FM KENT 愛の元気人

Mahsaセカンドアルバム Nostalgic Rouge

MahsaオリジナルCD&エッセイ