つれづれなるままに... by mahsa |
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東京の開花宣言は靖国神社のソメイヨシノで決まるそうで、日曜にそこを訪ねて2日後、開花したとの報せを聞き、春が来た!と喜ぶ人々の様子を見て、季節の移ろいを実感。四季のなかで、もっとも明確な季節到来のお告げだ。櫻はとても美しいが、実は咲くときのじんわり感よりも、散りゆくあの潔さ、はかなさ、無常観が好きだ。散るまでの限られた時間、何かを許されているような、猶予を与えられているような気がするのだ。櫻は人のいのちに似ているのか。咲いているときはうれし、たのし。でもしょせん、散る瞬間までの命であることを知っている。人も同じことか。
ふと若き日々の、その時代その時代の花見を思い出す。人のいない場所での夜桜がどれほど美しかっただろう。京都の平野神社は懐かしすぎる。一人暮らしにも慣れてきたころ、親しくしていた人とマンションの屋上で近くの山に見える櫻を見ながら、ワインを開け、南佳孝という当時はやっていたシンガーの「櫻の木の下で・・・」という曲を聴いていた場面がわが青春の花見風景として、30年以上前のことになった今も鮮明に思い出される。 いのちもいずれ散る。散り方はそれぞれ・・・。この1年で散っていった愛する人たちのことを心痛く思い出しながら、それでも咲いている花を美しいと思い、できれば少しでも長く咲いておくれと切願する。 サクラは好きだ。でも、もの悲しい存在。「枯れる」と「散る」の違いを考えながら、やっぱり自分も枯れるより、散りたいかな・・・。 今年も散りゆくその瞬間ギリギリまで、命のはかなさと引き換えに見事に咲く花の美しさを愛でるとしよう。
by mahsa1203
| 2014-03-27 04:36
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