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つれづれなるままに...
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「天上大風」を学ぶ
新潟県燕市に幕末から明治にかけて長善館という私塾があった。松下村塾や慶応義塾はきいたことがあったが、長善館とは初めてきいた。この名前をとって燕市役所では市長を塾長として、市役所長善館という名前で、将来を担うやる気のある若手の勉強会をスタートさせており、今回、その勉強会の講師に呼んでいただく。では、その長善館というところも見ておかねば・・・と、タクシーを走らせ、市街にある長善館資料館に足を運ぶ。なんとも手作り感満載の、これまで見たことのない温もりのプチミュージアムである。地元の人間ではないため、そこで学んだ人や先生方がどんな素晴らしい方だったかはわからないが、後生までこの塾の意義を語り続けようと残させていること自体に感動する。そこでみつけた良寛さんのお言葉らしき四文字。この地に30年住んだ良寛さんが子どもの凧に書いてやった文字だそう。
「天上大風」。読み方を館長に聞くと「てんじょうおおかぜ」と読むそうだ。空は何もないように、穏やかに見えているけれども、その上では大きな風が吹き荒れているものだ~。という意味だそう。にこにこしている人でも、心の中は・・・という置き換えも良いだろうか。人生を大きく生きた良寛さんならではの哲学的な名言であると感心した。また、塾の校則も書かれている。「学ぶ前には、手を荒い口をすすぐこと」しつけ、マナー・・・今の日本人が忘れているような基本的な社会ルールをここで学びなおすこともできる。それにしても、仕事でこの塾名に出会ったからこれを知った。仕事のおかげで、新たな学びが増えることはこの上なき喜びだ。それにしても、「長善」[とはいい言葉だ。長く善きことを続けることがあるべき人生である。選挙に燃えている政治家たちにも伝えたいメッセージがある素晴らしい私塾、日本のよき時代から今も学ぶことは大いにある。
「天上大風」を学ぶ_a0144517_0495933.jpg

by mahsa1203 | 2012-11-29 00:51 | words
<< 正しく判断することが難しい時代に 「気」の使い分けは難しい >>


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