つれづれなるままに... by mahsa |
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台湾へ行けば必ずテレサのお墓参りをすると同じく、ユーロ圏にきたら、無理してでもベートーベンに会いにいく。そう、生家を訪ね、インスピレーションを得るために行くのだ。ドイツでの滞在時間が半日あれば、電車を乗り継いで、ボンを訪ねるのがちょっとした習慣のようになってきた。フランクフルトからだとマインツで乗り換えるのが一番効率が良い。今回、発見したのは、ボンの町は戦前まで首都であったということもあるが・・・日本でいえば京都に近いのかも・・・この町が古都として素晴らしい魅力を備えているということ。その町のもつ歴史を大切にしながら、いきいきと現代人が暮らしている。唯一無二の楽聖を生んだこの町には、大都市と同じデパートもあるが、歴史あるクラシックな専門店が軒を連ねている。また、広場にはマーケットが並び、人々は昔ながらのこの市で買い物をし、帰宅するのである。そんななか、ベートーベンの生家の並びにみつけた帽子専門店。男性用、女性用とそれぞれ別フロアをもっているほど、立派すぎる店構えである。ドイツ人は帽子が必需品なのかもしれない。いろんな商品を見せてもらい、店のスタッフといろいろ話してみる。いかにボンが素晴らしい町であるかを彼女は語ってくれる。そして階段に開店同時の店の写真が展示されており、それについても誇らしげに解説してくれる。19世紀末の写真がこれだ。「モノクロでしょ。」さすがにベートーベンが生まれた時代からは200年近く後であるため、写真は存在したが、なんとも味わいのある、歴史を感じさせる貴重な一枚である。歴史を大切にし、時代が変わっても地域に愛される老舗。こういうお店こそが、「専門のお店」。「これをかぶったら、ボンを思い出してね」ひとつの帽子を購入すると彼女はそういった。ベートーベンと帽子屋さん。私の父は帽子職人であった。なぜかそんなこともあいまって胸が熱くなるボンのベリーショートステイ。大切にしよう。こういうお店。フランスにもドイツにも地方に活力を感じる。日本もそうなりつつあるか??
by mahsa1203
| 2012-10-28 07:59
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