つれづれなるままに... by mahsa |
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この写真は3年前、はじめてブエノスアイレスを訪ねた際、勇気をもって?出向いたレコレッタ墓地にある、かのペロン大統領夫人としてあまりにも有名なエビータのお墓のドアである。この中に、33歳で亡くなってから、スペインなどをめぐり、後ふるさとに戻り、棺は家族と同様、この中に安置されている。1919年生まれというから、生前の姿も噂も知らなかったが、この人のことを世界中の戦後人が知ったのはおそらくニューヨークのミュージカルからであろう。1978年の初演以来、大ヒットを飛ばしていたそうだ・・・そして、今回、久しぶりに再演されることになり、会場はおそらく中南米人がほとんどであろう、スペイン語が飛び交う熱狂的な声援に驚き、そしてこのエビータが、NYへの移民たちの憧れであることを察した。恵まれない環境で生まれ、育ったにも関わらず、ファーストレディの座を手にして、世界にも進出する野心家であった。富裕層には嫌われながらも、ブルーカラーには絶大の人気で、若くして惜しまれながら子宮がんで亡くなった・・というその人生の結末もあまりにドラマチックで・・。もし彼女が50年後に生まれていたら、すべて違う人生になっていたかもしれないが、それはそれとして、凄い人気である。伝説の人とは、こういう人を指すのだ。と、エディットピアフやカルロスガルデールを知ったときの興奮と同じ感動を覚える。人は伝説の人になろうとなれるわけではない。もちろん努力は必要であるが、予期せぬ出会い、運命が人生を変えていくのである。伝説は時代を越えて、人に勇気を与え、夢をも与える。しかし、伝説の人かどうかは後にならないとわからないのである。今、久しぶりのエビータでブロードウェイは普段以上の熱気をおびている。
by mahsa1203
| 2012-06-13 06:43
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