つれづれなるままに... by mahsa |
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久しぶりに現役学生向けの授業をする。しかも初めての女子大、就活真っ最中の4年生。まったく面識もなく、また限られた時間のなかでの単発授業。学生にも告知なしのイレギュラーな設定。そんな状況でいかにコミュニケーションの大切さを伝えるか。現役学生との交流やセミナーはこれまでもやったことがあるが、いわゆる学校の授業内時間としては初の試み。どんな言葉に響いてくるか、どんな内容に興味をもってくるか・・・すべて試しながらの話の展開。教師としてずっと関わっていたら、なんということはないのだろうが、普段、社会人向けのプログラムに慣れているせいか、勝手の違いに、少々戸惑いも。しかし、終始私の話をにこにこしながら、聞いている元気な学生もいて少しほっとする。時間通りに終わらせ、なんとなく自分としては納得のいかない結び・・。どんな状況でも、誰を相手にもびしっと決めたいが、学生のノリと社会人のそれはやはり違う、当たり前のことである。そんななか、ひとりの学生が寄ってきて「面白かった、面白い面白い、先生、関西人?」なんだ、そこが面白いのか?と思わず笑ってしまう。でも、その子はずっと話を聞いてくれていたのだ。「この絵は誰が描いたんですか?CDはピアノですか?・・・」質問をしたり、話しかける若者が少ないなか、貴重な存在で、正直私を救ってくれた。それにしても、まだまだ足りない。どんな状況であっても、どんな相手であっても、しっかり決めたいと思ってしまう。しかし、学生はそれぞれにメモをとったり、マーカーでラインをひいたりしていたので、それぞれに役立ててくれているのだろうと勝手に解釈。それにしても、「まだ、まだ」。鍛錬や修業が足りない。ふと、教育実習にいったときの25年以上前のことが頭によぎった。たまには違うステージも新鮮でこちらが学ばせていただいた。聴いていただいた学生さんたち、本当にありがとうございました。またどこかでお会いしましょう。学生の心のなかに、こちらが伝えたかったメッセージが残ってくれていることを願いて・・・。
by mahsa1203
| 2012-06-07 04:13
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